2008年10月29日

衆院選年内見送り 公明、募る首相不信

2008年10月29日配信 毎日新聞


 麻生太郎首相が年内の衆院選を見送る方針を固めたことを受け、「11月30日投開票」を想定して準備してきた与党内には、徒労感が広がった。「解散より景気対策」を強調する首相に対し、特に早期解散に向け圧力を強めていた公明党には不満が残った。自民党内では「ねじれ国会」の再来を懸念し、「麻生政権はいつまで持つのか」との声も漏れ始めた。

 「首相は『どんな困難があっても解散しないで、追加景気対策をやり遂げたい』と話していた」

 自民党の大島理森国対委員長は28日、公明党の漆原良夫国対委員長と会談し、前夜の首相との会談内容を伝えた。大島氏は「首相には『解散しないと追い込まれてボロボロになる』と言ったんだが……」とも明かした。

 それでも公明党の太田昭宏代表は28日、党本部での会合で「戦闘態勢は解かない。12月7日、14日の投開票もまだある」と述べ、先送りを受け入れていないことを強調。同夜、首相と東京都内で再び会い、翻意を促す動きも見せた。

 だが、見送りは既に固まっている。民主党が解散先送りで新テロ対策特措法改正案などで徹底審議する姿勢を強めていることに対し、「民主党がどんどんごねれば、それを理由に首相が解散に踏み切る道もまだ残っている。民主党頑張れ」とエールを送る公明党幹部もいる。

 首相への不信感が高まったのは事実で、公明党幹部は28日「解散を先延ばししても景気状況はますます悪くなるだけだ。首相はそんな簡単なことも分からないのか」と述べた。

 不満は太田氏らにも。公明党の支持母体である創価学会は既に容認する方向になっており、太田氏らが早期解散をなお掲げることに対しては、関係者には「次の解散時期の見通しを得るために、最後の抵抗をしているのだろう」と冷めた見方も強い。
posted by 宝島S at 13:28| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 他ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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