2008年10月28日

宇宙の始まり「ビッグバン」って結局どういうことなの?

10月28日(火) 12時 0分配信 R25


ノーベル賞の日本人受賞ラッシュで物理学に注目が集まるなか、先月、世界各国の物理学者がスイス・ジュネーブ郊外の研究施設に集まり、20年がかりのある計画をスタートさせた。その計画というのが、「LHC」という超大型の粒子加速器で小規模な「ビッグバン」を再現し、宇宙の起源に迫るという、なんとも壮大なスケールのものなのだ。

しかしビッグバンを再現するといっても、実際のところ、ビッグバンってどういうものなんだろう。一般的に宇宙はビッグバンによって始まったとされているが、それをちゃんと説明できる人ってじつはあんまりいない。そこで、ちゃんと説明できる人、科学ジャーナリストの竹内 薫氏に聞いてみた。

「宇宙の始まりには2つの説があります。ひとつは定常宇宙論といって、現在の宇宙はむかしからずっと続いていて、最初から地球などの星も存在していたというもの。もうひとつが、大きな爆発、ビッグバンによって宇宙が始まったとする説です。約137億年前の生まれたての宇宙は、かぎりなくゼロに近い小さなものでした。そこに、インフレーションという急激な膨張があり、そのインフレが収まったとき、放出された熱が余った。ビッグバンは、その熱が原因で起きたといわれているんです」

宇宙を観測すると、遠くの銀河がさらに遠ざかっていくことが確認できる。つまり宇宙は現在も膨張し続けているのだが、大きくなっているということは、逆にいえばむかしは小さかったということ。宇宙は最初、「無」に近い大きさしかなく、そこにビッグバンという大爆発が起きて実質的に宇宙が始まり、時間と空間が生まれた――。こんなふうに考えられているという。竹内氏によると、天体望遠鏡をのぞけば、彼方に大むかしの宇宙の姿をみることができるらしい。

もっとも、ビッグバンやそれ以前のインフレーションを引き起こしたものがなんだったのか、そのへんはまだまだ諸説あるのが現状。今回のプロジェクトはそうした宇宙誕生の謎を探るものでもあるのだ。
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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