2008年03月02日

イラン大統領イラク初訪問

【カイロ高橋宗男】イランのアフマディネジャド大統領は2日、イラクを初訪問し、タラバニ大統領やマリキ首相らイラク政府首脳と会談した。イラン大統領のイラク訪問は1979年のイラン革命以来初めてで、アフマディネジャド大統領は首脳会談前の共同会見で「両国関係の新たな章を開く」と、訪問の意義を強調した。イラクに2日間滞在し、10億ドル規模のイラク支援策などを協議する。

アフマディネジャド大統領は2日午前、バグダッド国際空港に到着。ジバリ外相の出迎えを受けた後、バグダッド市中心部のタラバニ大統領邸宅に向かった。主要官庁が集中し、米軍が強固に警備するグリーンゾーンには立ち入らず、大統領宅を拠点に会談を重ねる。

イランと米国が核開発問題をめぐり対立する中、アフマディネジャド大統領は、十数万人の米兵が駐留する「敵陣」に乗り込んだ形だ。治安上の理由から電撃的にイラクを訪問したブッシュ米大統領などとは対照的に、事前に訪問日程の概要を公表、イラクとの親密ぶりを演出する余裕も示した。

両国は、イラン・イラク戦争(80〜88年)などで敵対していたが、03年のフセイン政権崩壊を機に、急速に関係を改善した。背景には、イラクにイランの国教であるイスラム教シーア派が主導する政権が誕生したことがある。イランはイラクに対し、サウジアラビアやエジプトなど他のイスラム教スンニ派諸国よりも強い影響力を行使している。

3月2日20時43分配信 毎日新聞より
posted by 宝島S at 22:00| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 他ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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